形状検索で微妙な形状の違いを簡単に把握するには?

3D形状検索の結果で「99.7%」などほぼ100%に近い場合、一見しただけではどのように異なるのかわからない場合があります。あたりをつけるにしてもどこから見ればよいのか?今回はそんなときに異なる部分のあたりをつけてから詳細を見ていく方法です。

 

1.3D形状検索を実行します。

最初の行が、形状検索のキーとなったパーツ、以下が類似度を基準に降順でリストされます。最も類似するのは「99.4%」のパーツです。2Dプレビューを比較してもまず違いがわかりません。

 

2.「パーツ比較」へロードします。

検索キーとなったパーツとある一つのパーツを素早く比較するにはツールバーの「検索パーツと比較」が簡単です。この操作で検索キーのパーツと選択されたパーツを一度に「パーツ比較」へロードできます。 検索キーとなったパーツが「1番」、類似度99.4%のパーツが「2番」としてロードされます。

 

3.「パーツ比較」で比較します。

まずトポロジを比較すると、表面積と体積がわずかに異なることがわかります。

 

4.パーツ同士を重ねて異なる箇所のあたりをつけます。

「3D比較」タブの「重ね合わせ」アイコンをクリックすると、2つのパーツが重なって表示されます。今回位置の基準はあっていたので位置あわせは省略します。

次に「1 - 2の違い」ボタンをクリックします。これは「1番」のパーツから「2番」のパーツを引き算した結果を表示する機能です。黄色で表示されている部分が減算結果です。この場合「1番」から「2番」を差し引いて残った部分です。「1番」(検索キー)は「2番」(99.4%)に対してこの部分がわずかに太いことがわかります。

同様に「2番」から「1番」を差し引くこともできます。

この場合黄色い部分が見当たりません。つまり「2番」は「1番」に完全に内包していることになります。

 

この結果、以下に示した部分が異なる箇所であることがわかりました。あたりがついた状態です。

 

5.2D比較で詳細を見ます。

全体が表示された状態ですとわかりにくいので、3D比較であたりをつけた部分を拡大してみます。

青線が「1番」(検索キー)、赤線が「2番」(99.4%)です。図のように、どのように異なっていたが明確になりました。

 


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