名前がわからなくても部品を見つけるには?
部品を探す場合、その初期条件は様々です。名前はもちろん、探す場所や型番、具体的なサイズ、そのパラメーター名まで詳細にわかっている場合もあれば、その逆で「なんとなくこんなもの」と形は浮かぶが名前はおろかどこにあるかもわからない……今回は後者のようなあいまいな状態でも目的の部品へたどり着くためにはどうしたらよいか? という話です。
想定状況:標準規格にある「なにか」を探したいが、名前はわからず、ぼんやりした形は浮かんでいる
1.「パーツ選択」タブを選択して、「ストラクチャ」エリア>「カタログ」を選択します。
⇒ここでは「標準規格」にあるというのはわかっているので、標準規格フォルダの「- Industry standards -」を選択して、検索範囲を「現在のカタログ」に絞ります。
2.検索手法を指定します。「2Dスケッチ検索」をクリックします。
⇒このとき以下のようなスケッチャーが表示されます。ここに今頭に浮かんでいる「なにか」のぼんやりした形を描きます。Windowsの「ペイント」のようなペイントソフトと同じ要領です。
3.このようになります。
ここではきっちりと描かなくて構いません。先に言ってしまうとこの絵一発でズバッと見つかるわけではありませんので。
4.描き終わったら「適用して検索」をクリックします。検索結果はありませんでした。しかしデフォルトでは90%以上なので、前述の操作のような絵ではさずがに判別できなかったようです。もう少し低い類似度まで見てみます。「80%の類似度に検索範囲を変更」をクリックします。
5.今度はいくつか検索結果が表示されました。しかしまだあいまいなままなので、このリストを下までスクロールしてみるのは億劫です。表示形式を変更してみます。
6.「Clould Map」ボタンをクリックします。
⇒このとき下の図のように検索結果の表示形式が切り替わります。これは「クラウドマップ」という方法で、形の似ている部品ほど近くに表示し検索結果を上から俯瞰してみることができます。どんな部品が見つかったのか、概要をすばやく把握するのに適しています。
これを眺めてみると、左側にイメージに近い部品のプレビューが固まっています。具体的な「絵」を見ることで「ああ! 探したいのがこれだった」と最初のあいまいな状態が具体化されることはよくあるかと思います。
6.赤枠で囲った部品のどれかを選択して、コンテキストメニューを表示させ、「このパーツから形状検索」をクリックします。
7.今度は操作6で選択した部品を似た部品が表示されます。先頭はその部品自身なので100%です。2~5をみるとJISの「シャックル」という部品であることがわかりました。ここで初めてさがしたい部品は「シャックル」という名称だったと判明します。
⇒あとはこれらを検討し、どれを使用するか決定します。
このように部品の名称がわからなくても探すことができるのがPARTsolutionsです。本事例のような場合、恐らく同僚やベテラン設計者の方に「あれどこだっけ?xxxxでxxxxみたいなやつ」など尋ねるか、または、メモ用紙に絵を描くかもしれません。きっとこんな思考過程になるかと思います。
今回の例示はまさに上記に近い探し方であり、PARTsolutionsは人間の思考過程に近い探し方を許容します。これをCADENASでは「インテリジェント検索」と呼んでいます。人間のあいまいで直感的な手法まで汲み取ってくれる頭のいいシステム・検索技術、そんなニュアンスでしょうか。
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