PARTsolutions 概要
CADENASのPARTsolutionsは設計者や購買者に対し、標準規格部品、サプライヤ部品、そして自社製作部品を、迅速に検索するためのユニークな多くの検索手法が標準機能として備わった統合パーツデータ管理ソリューションです。設計部門や購買部門におけるパーツにかかるコストの継続的な削減を実現します。
戦略的パーツマネジメントシステム PARTsolutionsは、貴重なエンジニアリングや設計時間を無駄にすることなく、素早く簡単にパーツを見つけるパワーと柔軟性を提供します
戦略的パーツマネジメントの効果
- 設計工数の削減:新製品をすばやく市場へ投入
- イノベーションの加速:新しいアイディアや価値を生む創造的活動に充てることができる時間を確保
- パーツ再利用:既存パーツの再利用の増加と標準化
- クリーンマスターデータ:重複パーツ削減や廃番パーツを管理し、マスターデータの正確性を確保
- 購買力の増加:優先パーツ、優先サプライヤをシステムに定義。企業が購買力あるパーツへ誘導
戦略的パーツマネジメントを支える技術
- 600社以上のサプライヤパーツ&各国標準規格部品データ
- マルチCAD対応ネイティブフォーマット
- 強力な検索技術
- ERP/PDMインテグレーション
- 使用済み部品と優先部品の可視化
- マルチプラットフォーム
1.600社以上のサプライヤパーツ&各国標準規格部品データを予め装備
自社製作部品はもちろん、さらに、各国標準規格、部品サプライヤパーツのデータは予め用意されております。「器」だけでなく、本来は自社で製作不要なデータが備わっており、これらのパーツデータを自身の設計に素早く挿入可能で、設計工数の削減に貢献します。この3種類のパーツを一つのシステムで管理することができます。
2.マルチCAD対応ネイティブフォーマット&メタデータ
PARTsolutionsで用意されている部品サプライヤデータ・標準規格部品データは、主要3D CADのネイティブフォーマットで、しかもジオメトリ情報だけでなく、型番やシリーズ名、メーカー名等メタデータも付加された質の高いCADデータです。マルチCAD対応なので、複数CADシステムが使われている環境化においても、PARTsolutionsのデータはワンリソースのみです。データ入手の意思決定から完了までわずか数秒です。これらのパーツを使う機会が多い設計ほどその効果を発揮します。設計工数は削減され、重複データも発生せず、しかもサプライヤ監修済みなのでクリーンなマスターデータが確保されます。
3.強力な検索技術
一度発生したパーツデータはとことん有効活用する、パーツデータを行方不明にさせない……ユニーク且つ強力な検索技術でエンジニアのパーツ検索能力は大幅に向上します。「3D形状検索」「部位検索」「トポロジ検索」「2Dスケッチ検索」「フルテキスト検索」「ライブ検索」などなど……。
CADENASの調査ではエンジニア1人あたり1日約76分を検索に費やしているという結果となりました。すばやく部品を見つけ、検索時間の短縮、部品の再利用や類似部品発生を抑制します。
4.ERP/PDMインテグレーション
最適な部品の選択および決定は、関連するすべての情報が利用可能な場合にのみ初めて実現します。CADENASの調査では73%もの回答者が、情報取得のために、複数のシステムへのアクセスを強いられていることが判明しました。この場合、エンジニアや購買担当者は、あらゆるシステムを駆使して検索しなくてはなりません。これは時間を無駄にしているだけではなく、本来の業務への集中を妨げることにもなります。
PARTsolutionsは様々なERP/PDMシステムとのインテグレーションを可能とするインターフェースを備えています。これにより、システムを切替えることなく一目でビジネス管理や技術的に必要な情報を参照・利用できます。情報探しの時間短縮、創造的活動のための時間を増やすことができます。
5.使用済み部品と優先部品の可視化
例えばリリース済みの部品だけ緑色のマークが表示され、エンジニアに対して利用可能であると教えることができます。
購買部門は優先して使用して欲しいサプライヤ、パーツにマークをつけて、エンジニアが部品を利用するとき誘導することができます。
サプライヤを集中でき、より高い購買力を確保します。
6.マルチプラットフォーム
PARTsolutionsを利用するユーザーのワークスペースに、もはや制約はありません。トレンドは分散型システムに向っています。固定アクセスはもちろん、モバイルでもプロジェクトに関するすべての情報へのアクセスは不可欠です。プロジェクトを円滑に進めるための前提条件は、エンドデバイスに依存することなく、どこからでもプロジェクトデータへのアクセスを確保することです。
様々なコンポーネントを組み合わせて顧客仕様のパーツマネジメントソリューションを提供
最後に、CADENASのお客様がどのようなプロセスを経て、PARTsolutionsを導入するかをご紹介します。
重要なのは、PARTsolutionsはパッケージソフトウェアではなく戦略的なパーツマネジメントソリューションを構築するためのプラットフォームであることです。このモジュラーソフトウェアアーキテクチャにより、お客様の要件に合わせてモジュールを組み合わせて初めて完成します。
このソリューションの基本的な要素は4つあります。
- コンテンツ:インテリジェントエンジニアリングと購入部品データ
- 機能と検索メソッド
- 既存のIT環境への統合
- グラフィカルユーザーインターフェース
これら4つの要素から、お客様に必要なモジュールを組み合わせてそれぞれ独自のPARTsolutions を構築し、戦略的パーツマネジメントを実現します。
つまり、PARTsolutionsを導入の際の費用は、必要なモジュールの使用料とPARTsolutionsを構築するコンサルティング費用から成り立ちます。
- 必要なモジュールの使用料 :いわゆる「ライセンス費」になります。
- PARTsolutionsを構築するコンサルティング費用 :CADENASコンサルティングチームのサービス費用になります。
従いまして、CADENASとお客様の本格的な最初のコンタクトは、1)2)を決定するためのWorkShopから始まります。