PARTsolutions環境変数とは?

PARTsolutionの各アプリケーションを正常に動作させるには、端末に指定のPARTsolution環境変数を設定する必要があります。設定方法は主に「Windows環境変数として設定する」「start.envファイルを利用する」の2つの方法があります。

設定可能なPARTsolution環境変数一覧

設定必須

  • %CADENAS%:ソフトウェア一式を格納するフォルダ
  • %CADENAS_DATA%: カタログデータを格納するフォルダ
  • %CADENAS_SETUP%: 設定ファイルのデフォルト(スクリプト、cfgファイル)
  • %CADENAS_SITESETUP%:各サイト固有の設定。詳細は後述。
  • %CADENAS_USER%:ユーザー固有のキャッシュ領域
  • %CADENAS_DEFAULTUSER%:「%CADENAS_SETUP%\user\default_user」固定値 

任意で変更可能

  • %CADENAS_LANGUAGE%:利用言語、デフォルトはOSの言語
  • %CADENAS_LICENSE%:ライセンス設定を格納、デフォルトは「%CADENAS_SETUP%\lic」
  • %OSNAME%:「x86」固定値
  • %CADENAS_PROGHELP%: プログラムヘルプのディレクリ。デフォルト値は「$CADENAS/proghelp」
  • %TMP%:Windows環境変数
  • %TEMP%:Windows環境変数
  • %CADENAS_SHARED%:デフォルト値は「$CADENAS_DATA/shared」。レポート(分析、PARTconnection 共通ドキュメント)類の保存場所ドキュメントスキャン時の保存先

PARTsolutions アプリケーション(e.g. PARTdataManager、PARTadmin)を起動して、「ヘルプ」>「システム情報/サポート」を選択、またはF7 キーを押下すると「PARTsolutions システム情報」ダイアログが表示され、PARTsolutions 変数の現在値を確認することができます。各リンクをクリックすると、直接そのディレクトリが開きます。

%CADENAS_SITESETUP%について

この変数を設定すると、デフォルト設定が変更されるとすべての変更が第2のSetup ディレクトリに書き込まれます。 これにより、変更が行われたかどうか、もしあればどのスコープで行われたか明らかです。 Default_User ディレクトリもこのSetup 内にあり、同様に管理されます。

上記機能を有効にするには、PARTsolution環境変数「CADENAS_SITESETUP」を指定します(例:start.env)。 このディレクトリはあらかじめ作成しておく必要があります。

例)
CADENAS_SITESETUP=$CADENAS/sitesetup

この機能がアクティブのとき、PARTsolutions アプリケーションがSETUP に書き込もうとすると、それぞれの設定ファイルのコピーが「%CADENAS_SITESETUP%」内に自動的に作成され、そこに変更が保存されます。 デフォルト値に戻すと、それぞれのファイルが「$CADENAS_SITESETUP」から再度削除されます。