レビュー:Industry Forum 2023
2023年、成功裏に復活したイベントは、イノベーションのためのプラットフォームとインダストリー4.0を巡る情報交換の場を提供しました
2023年5月9日と10日に開催されたCADENAS Industry Forum in Germanyは、ドイツ・アウクスブルクのWWKアリーナに多数の講演者、出展者、来場者が集まる印象深いイベントとなりました。
参加者の中には、ISG Industrielle Steuerungstechnik GmbH、CT CoreTechnologie GmbH、AUSSCHREIBEN.DE (ORCA Software GmbH) といったデジタル化の先駆者をはじめ、多くの著名な企業が名を連ねていました。
イベントでは、トップクラスの講演者による27の専門的なプレゼンテーションに注目が集まりました。講演者は幅広いトピックを取り上げ、各業界における最新の開発・課題・ソリューションについて貴重な知見が提示されました。CADENAS Industry Forumの長い歴史の中でもこれほど多くのプレゼンテーションを実施した前例はなく、今年は初めて2つのステージでのプログラム進行となりました。
1日目のプログラムから
5月9日のイベントの目玉となったのは、Build-Ing.のRalf Golinski氏をモデレーターとして、Allplan GmbH、Kermi GmbH、Oventrop GmbH & Co.KG、Schneider Electric SE、VDMA e.Vのエキスパートが登壇したBIMパネルディスカッションです。このステージではBIMの現状を議論するだけでなく、将来に向けたメソッドの可能性やその緊急性を説明しました。一流のパネルに、多くの来場者の関心が寄せられていました。
BIMパネルディスカッションの参加者とCADENASのBIMエキスパート:Thomas Müller氏 (VDMA e.V.)、Ralf Golinski氏 (Build-Ing.)、Wolfgang Nagl (CADENAS)、Ersin Ibram氏 (Oventrop)、Peter Leipold氏 (Kermi)、Markus Hettig氏 (Schneider Electric)、Karsten Spieß (CADENAS)、Stefan Kaufmann氏 (Allplan)。
CADENASのJürgen Heimbach (CEO) とWolfgang Nagl (Vice President International Sales eCATALOGsolutions & Digital Twins) は、1日目の講演プログラムの最後に、過去1年間にデジタル化戦略で特に卓越した成果を上げた企業に授与する賞を発表しました。その後は素晴らしい夕食会が行われ、「CADENAS Royale」と題したイブニングイベントでは、Industry Forumの来場者がブラックジャックとルーレットで運試しに興じました。あっという間にチップを使い果たしてしまった参加者もいれば、逆に成功を収めた参加者もいました。
2日目のプログラムから
5月10日も、2つのステージでエキサイティングなプレゼンテーションが行われました。中でも注目は、DIAMOND Projectのプレゼンテーションです。参加者はライブアンケートを通じて意見を出し合い、様々なファイルフォーマットを評価することもできました。幅広い質問の場と多くの意見交換の機会により、会場に集まった様々な業界のデジタル化のエキスパートとさらに交流を深めることができました。
左:Industry Forum 2023の開会を宣言するJürgen Heimbach (CADENAS CEO)
右:ステージで講演プログラムのモデレーターを務めるWolfgang Nagl (eCatalogs & Digital Twins International Sales Vice President)
講演者のプレゼンテーション資料は、無料でダウンロードできます。
まとめ
4年ぶりに開催されたCADENAS Industry Forumは、部品メーカーやサプライヤー、業界関係者に再びその扉を開きました。このイベントは知識交換の必要性を示すとともに、展示会シーズンの真っ只中に開催されたにもかかわらず、このイベントが業界にとって引き続き欠かせないイベントであることを明らかにしました。
CADENASは2日間の成功を振り返り、2024年3月19日と20日に開催される次回のIndustry Forumに向けた意欲を強めています。 |