[事例] CADENAS が提供する SCHELL 社製器具の BIM/CAD データにより、迅速かつエラーフリーなオブジェクトプランニングを実現

ドイツの SCHELL GmbH & Co. KG は、CADENAS との協力により、150 以上の CAD/BIM フォーマットで製品デジタルデータの提供を始めました。新しい BIM/CAD サービスにより、建築家・プランナーは、SCHELL 社製器具を簡単かつダイナミックにデジタルオブジェクトプランニングに統合することができます。

この BIM/CAD サービスは、CADENAS のデジタル製品カタログ向け eCATALOGsolutions テクノロジーに基づいています。ダイレクトな統合により、ドイツの SCHELL 社ウェブサイトから 24 時間いつでもアクセスすることができます。ユーザーは、設計に必要な器具の BIM/CAD データを、「Service」タブから、または XERIS E-T 自動水栓金具のような対応する製品の詳細ページで見つけることができます。

「当社の新しいサービスにより、SCHELL がお客様に提供できるデータフォーマットの数が増えました」 (Christian Albus 氏／SCHELL GmbH、プロジェクトマネージャー）

これによりデジタル製品データが様々な形で利用可能になりました。DWG、DXF、STEP ファイルといった従来の交換フォーマットから、Autodesk Revit、AutoCAD、Allplan などの一般的な計画・建築設計ソフトウェアの CAD/BIM フォーマット、さらには 3ds MAX などの建築ビジュアライゼーション向けオブジェクトなどが例に挙げられます。建築設計者やプランナーは、自分の作業環境に完全に統合できる適切なフォーマットを選択することができます。選択後、データはダウンロードでき、必要に応じた詳細度レベルでスムーズに個々の計画に使用できるようになります。

詳細度レベル  (LOD) は必要に応じて選択可能です。これにより、寸法計測や干渉チェックなどの迅速な作業はもちろん、デザインイラストによる綿密な空間計画も可能になります。対応するデータをダウンロードする前に SCHELL 社製品をプレビューし、イラストを調整することができます。2D/3D、測定グリッドの有無、断面図など、設定オプションは多岐に渡ります。シェーディングを変更したり、異なるビューで寸法を表示したりといったことも可能です。製品によっては、個々の計画に合わせて重要な変数を簡単に変更することもできます。例えば、SCHELL WC-Modul MONTUS では、高さの調整、ネジの間隔、さらには奥行きの調整が可能で、設計したサニタリールームに正確にフィットさせることができます。

「データに保存されている接続ポイントは、建築設計者やプランナーにとっても極めて有用です。使用している CAD/BIM ソフトウェアがこれらのデータを処理できれば、器具が正しく配置されていない場合にはユーザーに知らせることができます。例えば、床に立ててしか設置できないオブジェクトであれば、床に立てた状態でのみプランニングに組み込むことができます。こうすることで、接続ミスの問題の発生を予め防ぐことができます」 (Ilija Zivadinovic 氏／SCHELL GmbH、コントラクト事業責任者)

SCHELL 社の BIM/CAD データのダウンロードに必要なのは、SCHELL 社ウェブサイト、3D CAD ダウンロードポータル PARTcommunity、またはCADENAS が提供する技術検索エンジン 3Dfindit.com に無料登録することだけです。

「製品データの統合は当社にとって継続的なプロセスです。ですから、新しい設計を始める際には定期的にチェックすることをお勧めします。将来的には、BIM/CAD サービスを通じてさらに多くの SCHELL 社製品データが利用できるようになる予定ですから」 (Christian Albus 氏)

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